’15喫茶SMILE新年会の思い出

去年の秋ごろから、渋谷・宇田川町にある「喫茶SMILE」というお店でDJをやっています…とは言っても、所謂「パーリーピーポー」なDJではなく、良質なBGMを提供するというわけでもなく。もっと主張の激しい、レコード好きが自分の好きな音楽を持ち寄ってただただ聴かせ合うという、地獄のような会に参加しています。

不思議なもので、自分の好みを詳らかにする、そして相手の好きな音楽を浴びるように聴く、というだけで、レコード大好きな人間同士はなんとなく分かり合えてしまうものなのです。何より皆が持ってくるレコードがスゴイものばかりで(Formerly Fat Harryのオリジナル盤なんて聴けると思いませんでした)、毎回楽しみにしてるのです(そして翌日以降の出費が増えるのです)。今年も定期的に参加できると良いなと思っています。

さて、今回の僕のセットリストを公開します。いつもは全員共通のテーマがあるのですが、この日は新年会ということでフリー。僕はMORものを中心にセレクトしました。

Peter Allen “Everything Old is New Again”
オーストラリア人SSWの代表曲。ザッツMOR。

Nick Lowe “Checkout Time”
おなじみニック・ロウの2011年作より。近年のニック・ロウも本当に渋くてかっこ良くて、2013年リリースのクリスマス・アルバムも最高にオススメです!この日はブリンズレー・シュウォーツも多数流れたりして、ちょっとしたニック・ロウ祭りでした。

Gary Lewis “Happiness”
正月らしくパッパラパーな歌詞な曲を…こちらゲイリー・「おぼっちゃま」・ルイスの1967年作より。ジャック・ニッチェのアレンジメントなんですが、ぶっ飛んでて最高なんです。ゲイリー自身がまったく気に入っていないところも含めて最高なんです。

John Simon “Hal, The Handyman”
ジョン・サイモン作のサウンドトラックと言えば「ユー・アー・ホワット・ユー・イート」が語られがちですが、この「ラスト・サマー」も負けじと良盤なのです!その中でもジョン・サイモンのソロ作に近い手触りのこの曲を。

Rumer “Travelin’ Boy”
新譜も最高ですが、ここは敢えて前作より、ポール・ウィリアムス&ロジャー・ニコルスの名曲を。

David Dundas “Stick on Your Lollipop”
お気に入りのデビッド・ダンダス!もともと俳優で、その後CMソングのライターをやっていたそう。

Jackie DeShannon “Me About You”
俺たちの永遠のアイドル、ジャッキー・デシャノン。本当に可愛いので、夫であるところのランディ・エデルマンに対しては複雑な思いである。

Jimmy Webb “Run, Run, Run”
ジム・ウェッブのデビュー・アルバムよりゴキゲンなナンバー。これはいわゆる寄せ集めアルバムで、アレンジも自分でやっていないんだけど、曲の良さは失われない。フィフス・ディメンションへ書いた諸作にも通じる。

Van Morrison “Everyone”
この「ムーンダンス」というアルバムはMOR的に聴くこともできる。ジャジーでクールで洒脱、無人島に持っていきたいくらい好きなアルバム!

このようなセレクションでお届けしました!ありがとうございました。

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参加しているあだち麗三郎クワルテッットのライブが決まりました。

2月18日(水)『インドカレー屋でライヴ!?vol.1』
【出演】ヒネモス/qranpucino tetumpo/あだち麗三郎クワルテッット
【会場】新宿御苑前 レストランパペラ
http://reisaburo.info/

予約先着10名様にタンドリーチキンプレゼント、だそうです!今回のDJセレクションとも親和性の高いバンドです、あだち麗三郎クワルテッット。

その前には森は生きているのツアーファイナルもあります!
2月13日(金)森は生きている『グッド・ナイト』ツアー東京公演
【出演】森は生きている
【会場】渋谷クラブクアトロ

 

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