2015.4.2(Thur.)DJ@喫茶SMILE

今夜も懲りずにDJ。テーマは”ハーモニーポップ”でしたが、ソフトロックとビーチボーイズは確実に他のDJと被るだろうと思い、少々逸脱することとしました。かけた曲を記しておきます。   

Gary McFarland “All My Better Days”

これは無人島レコードだな…ヴァイブ奏者ゲイリー・マクファーランドの結果的に遺作となったソフトロック作。岡田くん増村くんと一緒に参加したジェイムス・ブラックショウのアルバム、モンチコン!の『CON-TEXT vol.2』誌にレビューを書かせていただいたのですが、その時にこのアルバムを引き合いに出しまして。その後ジェイムス氏も聴いてくれたみたいで、嬉しかったです。

 

The Pastors “Solitude”
あるソフトロックコンピで出会った、かの「ソフトロックAtoZ」本にも掲載されているマイナーソフトロック・バンド。ロジャニコ「ドリフター」のかなり高度なオマージュで、胸キュンです。こちらから試聴できます。
Ron Dante “Joanna”

エリー・グリニッジの相方、ジェフ・バリーがテレビアニメのためにプロデュースした架空のバンド、アーチーズのボーカルであるところのロン・ダンテ。所謂セッション・ボーカリストでありながら、自分で曲も書いていて、ソロ作も最高なんです。テープがよれよれなライブ映像しかありませんでした…
Chris Rainbow “Love You Eternally”

最近クリス・レインボウにドはまりしておりまして…ポップスのプロダクションとして完璧だし、代名詞である一人多重録音コーラスがもう絶品。歌声に色々な表情があって、魔術師のようです。1stも好きなのですが、キャッチーな3rdアルバムのA1を…8ビートの曲なんで、スネアは2拍目4拍目でなってるんですが、曲の1小節目だけ2拍目を抜いてるんですよね。絶妙なさじ加減。1:32過ぎの「Listen!」も最高にセクシーです。
Colin Blunstone & Rod Argent “Baby, Don’t You Cry No More”
ご存知ゾンビーズの2人が2001年に発表したデュオアルバムより。さすがアージェントなカッチョイイオルガンフレーズが聴けます。この曲のオルガンはかなり勉強になりました…

The Fifth Avenue Band “One Way Or The Other”
説明不要!静岡のコーナーショップで手に入れたオリジナル盤です。
Kelly Willard “A Friend So True”

ジャケ買いで出会ったコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックのSSW。動画は弾き語りですが、録音のMOR的アレンジは完璧です。78年にこの感じ、というのもちょっと古かったのかもしれませんが、CCMは大概そういうものですよね。実は転調を曲中に2回してたりして、凝りに凝ってます。

 

The Orchestra “Over London Sky”

勘の良い人は曲調とバンド名で気づくかも…しれませんが、あのエレクトリック・ライト・オーケストラの残党(!)です。ロイ・ウッドもジェフ・リンもおらず、オリジナルメンバーはバイオリンのミック・カミンスキーのみという有様ですが、自主制作CDに収録されているこの曲はかなりE.L.O.してるし、クオリティもめちゃめちゃ高い!色々あってE.L.O.の名前が使えず「The Orchestra」を名乗っていますが、残党の意地を見せてくれる隠れた名曲です。2001年作。公式サイトのみで発売されていて、ジャケもなぜか3種類あるという適当さ…自主っぽくてイイネ!
Kenny Vance “Rainy Day Friend”

そもそもプラノトーンズでドゥ・ワップやっているような人ですからコーラスも最高。この曲は元々やっていたジェイ&ジ・アメリカンズのメンバーの曲。そういえばジェイ&ジ・アメリカンズのバックを無名時代のスティーリー・ダンの2人がやってたりしてますね。

The High Llamas “Theatreland”
最後はハイラマズにたどり着く。

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