ハッピー・トラウムのジャパン・ツアー

まずは、森は生きているの札幌公演が中止になってしまった件、ご迷惑お掛けして申し訳ありません。
搭乗予定の飛行機が降雪の影響で欠航になってしまい、代替の交通手段を当たってみたもののこちらも全滅で、残念な結果となってしまいました。
振替公演が実現できるよう、スタッフの皆様が全力を尽くしてくださっております。感謝。祈ります。

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さて、落ち込んだ週末でしたが、良いニュースもありました。
ハッピー・トラウムの来日公演が決定したとのこと。しかも、というかやっぱりトムズキャビンが呼んでくれた。これは嬉しい!

19、20歳の頃から、先輩の影響で60年代のアメリカの音楽にドップリ浸かって、ウッドストック音楽にたどり着いて、中でもハッピー&アーティ・トラウムが大好きになりました。
レヴォン・ヘルムが「ウッドストック音楽の要」と呼ぶだけあって、彼らが毎回ゲストを招いてやっていたラジオ番組のCDは当時の僕にとって最高のリファレンスでしたし、ちょうどその頃発売されたばかりの未発表ライブ音源集も愛聴していました。
(余談ですが、その後初めて購入したアナログレコードはマッド・エイカーズのものでした)

そんな矢先、アーティが病床に臥して、もう先が長くないとの知らせが。彼のための募金が始まったりしたが、あっという間にアーティは他界。先輩から「アーティが死んじゃった」という連絡を受けて、深い悲しみに暮れました。2008年の夏のことでした。それからしばらくすると、今度はトムズキャビンが廃業宣言。新宿にあったディスクユニオンのルーツ&トラディショナルミュージック閉館の報もあいまって、お先真っ暗の状態でした。

でも、トムズキャビンはその後も活動を続けてくれて、2015年になって、こうしてハッピー・トラウムを日本に呼んでくれたのです。2006年のハッピー&アーティ来日公演に行けず、その後アーティが死んでしまってずっと後悔していたので、今回は必ずや。

ミュージシャンも、トムズキャビンみたいな小さい呼び屋さんもきっと大変な時代だけど、それでもいい音楽は続いていくと信じたい。4月、ハッピー・トラウムの公演に、お客さんがたくさん来るといいな。

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